売上原価
「売上原価とは、会計用語です。」と言われても何の事だか分からないと思いますので、具体例を用いて売上原価の説明をしたいと思います。
たとえば、果物を販売する事業者が、リンゴをリンゴ農家から1箱(10個入・すべて販売可能)を1,000円で購入し、100円の経費が掛かりました。事業者は、1個150円で販売することを決め販売した結果、7個売れました。残った3個は次回に売ることが可能とします。この場合における損益計算は、売上高・1個150円×7個=1,050円、仕入高・1個100円×10個=1,000円、棚卸高・1個100円×3個=300円、経費100円とすると、今回の利益は、1,050円-((1,000円-300円)+100円)=250円となります。今回の売上原価は、仕入高1,000円から棚卸高(売れ残った3個分)300円を控除した700円となります。
このように、売り上げたリンゴの仕入にかかった費用だけが『売上原価』と呼ぶことになります。